ChatGPTとClaudeを同じ質問で比較してみた【10番勝負・2026年版】

ツール比較



この記事でわかること

  • ChatGPTとClaudeに同じ質問をぶつけた結果
  • 10個のタスクでどちらが優れているかの判定
  • 用途別にどちらを選ぶべきかの結論

ChatGPTとClaude、結局どっちがいいの?

これ、AIに興味がある人なら一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。

僕は現役のIoTシステムエンジニアとして、仕事でもプライベートでも両方のAIを毎日使っています。
正直、どちらにも良いところ・イマイチなところがあるんですよね。

そこで今回は、まったく同じ質問を両方に投げて、ガチで10番勝負してみました。
要約、メール作成、プログラミング、翻訳など実用的なタスクばかりなので、「自分の用途にはどっちが合うかな?」という視点で読んでみてください。

なお、今回はどちらも無料版で比較しています。
「課金しなくてもここまで使えるの?」という視点で読んでいただければ、より参考になるはずです。

比較に使った環境と条件

公平に比較するために、以下のルールで進めました。

  • 同じプロンプト(質問文)を両方に送る
  • どちらも1回目の回答で評価(再生成はしない)
  • どちらも無料版を使用(ChatGPT無料版 / Claude無料版)
  • 評価は「実用性」「正確性」「読みやすさ」の3軸で判定

有料プランに課金しなくても、無料版だけでどちらが優秀かを検証しました。
「まずは無料で試したい」という方にこそ参考になる内容です。

第1戦:文章の要約

投げたプロンプト

以下のニュース記事を200文字以内で要約してください。
(約800文字の経済ニュース記事を貼り付け)

▼ ChatGPTの回答

ChatGPTでニュース記事を要約した回答画面

▼ Claudeの回答

Claude AIでニュース記事を要約した回答画面

結果の比較

項目ChatGPTClaude
文字数198文字187文字
要点の網羅主要ポイント3つをカバー主要ポイント4つをカバー
読みやすさ箇条書き風でコンパクト自然な文章でスムーズ

判定:Claude勝ち

どちらも文字数は守っていましたが、Claudeの方が元記事のニュアンスまで拾っていて、読んだだけで内容がしっかり伝わりました。ChatGPTは要点を箇条書き的に並べた印象で、少しあっさりしていました。

第2戦:ビジネスメール作成

投げたプロンプト

取引先への打ち合わせ日程変更のお願いメールを書いてください。
元の日程:4月10日(木)14時
変更希望:4月15日(火)14時
理由:社内会議と重複したため
丁寧なビジネス文体でお願いします。

判定:引き分け

正直、ほぼ互角でした。どちらもビジネスメールの定型をしっかり押さえていて、そのままコピペで送れるクオリティ。強いて言えば、ChatGPTは少しフォーマル寄り、Claudeはやや柔らかい文体という違いがありました。ビジネスメール作成のコツはChatGPTでビジネスメールを作る方法でも詳しく紹介しています。

第3戦:プログラミング(Pythonでじゃんけんゲーム)

投げたプロンプト

Pythonでじゃんけんゲームを作ってください。
・コンピューターとの対戦
・勝敗を表示
・「もう一回」か「やめる」を選べる

▼ ChatGPTの回答

ChatGPTでPythonじゃんけんゲームを生成した回答画面

▼ Claudeの回答

Claude AIでPythonじゃんけんゲームを生成した回答画面

結果の比較

項目ChatGPTClaude
コードの動作正常に動作正常に動作
コメント適度にあり丁寧で詳しい
コードの解説簡潔な説明付き各部分の詳しい解説付き

判定:Claude勝ち

どちらのコードも問題なく動きましたが、Claudeはコード内のコメントが丁寧で、プログラミング初心者にもわかりやすい解説が付いていました。エンジニアの僕から見ても、コードの構造がきれいに整理されていた印象です。

第4戦:翻訳(日本語→英語のビジネス文書)

投げたプロンプト

以下の文章を英語に翻訳してください。ビジネス文書として自然な表現でお願いします。
「弊社では今期より新規事業として海外向けEC事業を開始いたしました。
つきましては、御社との業務提携について前向きに検討させていただきたく存じます。」

判定:ChatGPT勝ち

翻訳はChatGPTに軍配。「前向きに検討させていただきたく」のような日本語特有の婉曲表現を、英語でも自然に言い換えていたのが印象的でした。Claudeも正確でしたが、少し直訳っぽさが残っていました。

第5戦:アイデア出し(副業アイデア10個)

投げたプロンプト

会社員が週末だけでできる副業アイデアを10個、具体的に教えてください。
初期費用が少なく、スキルが身につくものを優先してください。

▼ ChatGPTの回答

ChatGPTで副業アイデアを提案した回答画面

▼ Claudeの回答

Claude AIで副業アイデアを提案した回答画面

結果の比較

項目ChatGPTClaude
アイデアの数10個10個
具体性各アイデアに収益目安あり始め方のステップ付き
独自性定番が多い少しユニークなものも含む

判定:ChatGPT勝ち

ChatGPTは「月収の目安」や「必要な時間」まで具体的な数字を出してきたのが実用的でした。Claudeは始め方のステップが丁寧でしたが、アイデア自体はChatGPTの方がバリエーション豊富に感じました。

第6戦:データ分析の相談

投げたプロンプト

飲食店の月次売上データ(過去12ヶ月分)を分析したいです。
どんな分析手法を使うべきか、初心者にもわかるように教えてください。

判定:Claude勝ち

Claudeは「前年同月比」「移動平均」などの手法を、専門用語を使わずに噛み砕いて説明してくれました。初心者が読んで「なるほど、やってみよう」と思えるのはClaudeの方でした。
一方、ChatGPTはExcelの具体的な関数まで教えてくれたので、すぐに実践したい人には良いかもしれません。

第7戦:専門知識の質問(日本の少子化問題)

投げたプロンプト

日本の少子化問題について、原因・現状・対策を初心者にもわかりやすく解説してください。
データや数字も交えてお願いします。

▼ ChatGPTの回答

ChatGPTで少子化問題について回答した画面

▼ Claudeの回答

Claude AIで少子化問題について回答した画面

結果の比較

項目ChatGPTClaude
情報量幅広くカバー深掘りした解説
データの引用統計データあり統計データあり(出典明記)
構成原因→現状→対策の順原因→現状→対策→今後の展望

判定:Claude勝ち

Claudeは出生率の推移や具体的な政策名まで挙げて、しかも「なぜその対策が十分ではないのか」まで踏み込んで解説してくれました。
ChatGPTも情報は正確でしたが、Claudeの方が一歩踏み込んだ分析があり、読み応えがありました。Claudeの使い方をもっと知りたい方はClaude AI初心者ガイドもどうぞ。

第8戦:文章の校正・リライト

投げたプロンプト

以下の文章を、わかりやすくリライトしてください。誤字脱字があれば修正もお願いします。
「弊社のサービスはとても使いやすくて便利なので、ぜひ皆様にも利用して頂きたいと思ってます。
料金は月額1000円からとなっておりまして、お手ごろな価格で提供させて頂いております。」

判定:Claude勝ち

Claudeは細かい表記ゆれ(「頂き」と「いただき」の使い分け)まで拾い、さらに「なぜこう変えたか」の理由も添えてくれました。
文章の校正・リライトはClaudeの得意分野だなと改めて感じました。

第9戦:Excel関数の作成

投げたプロンプト

Excelで、A列に商品名、B列に売上金額が入っています。
売上が10万円以上の商品だけを合計する関数を教えてください。

判定:ChatGPT勝ち

どちらもSUMIF関数を正確に提示してくれましたが、ChatGPTはSUMIFSとの違いや複数条件での応用例まで教えてくれたのが親切でした。
Excelの質問はChatGPTの方が一歩リードしている印象です。
Excel×AIの活用法はChatGPT×Excel活用術でも紹介しています。

第10戦:創作(短い物語を書かせる)

投げたプロンプト

「AIが人間の仕事を奪う」というテーマで、200文字程度の短い物語を書いてください

▼ ChatGPTの回答

ChatGPTで短編物語を生成した回答画面

▼ Claudeの回答

Claude AIで短編物語を生成した回答画面

判定:Claude勝ち

好みが分かれるところですが、
ChatGPTの物語はテンポ良く読めて、短い中にもしっかり起承転結がありました。
Claudeは心理描写、情景描写が美しく、人間が書いた文章に近いと感じました。
文章を作成する力はClaudeの方が上だったかなと思います。

10番勝負の総合結果

対戦タスク勝者
第1戦文章の要約Claude
第2戦ビジネスメール作成引き分け
第3戦プログラミングClaude
第4戦翻訳ChatGPT
第5戦アイデア出しChatGPT
第6戦データ分析の相談Claude
第7戦専門知識の質問Claude
第8戦文章の校正・リライトClaude
第9戦Excel関数の作成ChatGPT
第10戦創作Claude

最終結果:ChatGPT 3勝 ― Claude 7勝 ― 引き分け 1

僅差でClaudeの勝利となりましたが、タスクによって得意分野がはっきり分かれていました。

ChatGPTが向いている人

  • 翻訳やグローバルなやり取りが多い人 ― 英語の自然さはChatGPTが一枚上手
  • Excelや数値処理をよく使う人 ― 関数の応用例まで教えてくれる
  • アイデアを幅広く出したい人 ― 具体的な数字付きで提案してくれる
  • 短い文章をテンポ良く作りたい人 ― まとめ力が高い

Claudeが向いている人

  • 日本語の長文を扱う人 ― 要約・校正・リライトが得意
  • プログラミングを学んでいる人 ― コードの解説が丁寧
  • 専門的な調べ物をしたい人 ― 深掘りした回答が返ってくる
  • 文章の品質にこだわりたい人 ― 細かい表記ゆれまで拾ってくれる

僕のおすすめの使い分け

エンジニアとして両方を毎日使っている僕の結論はこうです。

「どちらか一つだけ選ぶ」のではなく、タスクに応じて使い分けるのがベスト。

たとえば、僕の場合はこんな感じで使い分けています。

  • コードを書くとき → Claude
  • 英語のドキュメントを読むとき → ChatGPT
  • 長い報告書を要約するとき → Claude
  • ちょっとしたアイデアが欲しいとき → ChatGPT

まだどちらも使ったことがないなら、まずは無料プランで両方試してみるのがおすすめです。
自分の使い方に合ったAIがきっと見つかりますよ。

どちらが自分に合うかわからない方は、AIツール診断も試してみてください。簡単な質問に答えるだけで、あなたにぴったりのツールが見つかります。

また、AI検索ツールとの比較に興味がある方はPerplexity AI vs ChatGPTの比較記事も参考になるはずです。


この記事を書いた人
レイ|20代の現役システムエンジニア。IoT分野で工場の自動化システムを開発しながら、話題のAIツールを片っ端から試しています。このブログでは、実際に使ってみた体験をもとに、初心者にもわかりやすくAIツールの使い方を解説しています。

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